お知らせ
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作成日:2017/08/14
★★ 65歳の介護保険料 ★★ 




 介護保険料は65歳になるまで給与天引き、その後は年金からの天引きが原則
です。

 実は、スグに年金天引きとはならず、しばらくの間納付書により自分で納付
しなければなりません。介護保険料は高くなっています。

 生年月日によっては1年近くもの間、納付書により介護保険料を納付しなけれ
ばなりません。

 介護保険料は高くなっています。
 65歳が近くなったら注意が必要です。


 重要ポイント ─────────────────────────

 介護保険料は65歳到達月以後の数カ月間は、住所地の市区町村に納付書により
納付する。その後は年金より自動的に天引きされる。


 介護保険料の被保険者の種類 ──────────────────────

 そもそも介護保険は市町村又は特別区が行うものです。

 市町村の区域内に住所を有する65歳以上の者を第1号被保険者といいます。

 40歳以上65歳未満の医療保険加入者を第2号被保険者といいます。

 市町村は第2号被保険者からは保険料を徴収しないという規定です。給与所得
者は65歳到達月の前月まで健康保険料と一緒に介護保険料が控除されて納付し
ています。


 介護保険料の切り替え時期 ───────────────────────

 給与からの介護保険料控除は、40歳に達した月から開始され、65歳に達した月
の前月に終了します。

達した月とは誕生日の前日の属する月です。1日生まれの方は前月です。

 65歳到達月の翌月に住所地の市区町村から納付書が郵送されます。65歳になっ
てもすぐには年金天引きができないので、数カ月間は納付書により本人が直接
納付することになります。 

 前年の所得により保険料は決まりますが、算定方法は市区町村により異なりま
す。


 生年月日と年金天引きの時期 ──────────────────────

 65歳以上の人は年金天引き(特別徴収)で、介護保険料を納めることが法律で
決められています。年間18万円以上の年金が支給される人は、介護保険料が年
金から自動天引きされてしまいます。

以下は生年月日と特別徴収の時期です。

4
2日から101日生まれは翌年の4月の年金から特別徴収。

10
2日から121日生まれは翌年の6月の年金から特別徴収。

12
2日から21日生まれは翌年の8月の年金から特別徴収。

2
2日から41日生まれは翌年の10月の年金から特別徴収。

(新潟市役所に確認)


 暫定額と確定額 ─────────────────────────

 介護保険料の賦課期日は毎年41日です。介護保険料は前年の所得で決まりま
すが、6月までは暫定額(仮の保険料)で7月から確定額となります。


 介護保険料の段階 ───────────────────────

 新潟市の場合、平成29年度現在、介護保険料は14段階あります。

 1段階から5段階までは本人のほかに世帯員の所得の状況も考慮されて保険料額
が決まります。6段階から14段階までは本人の前年の課税所得金額で決められ
ます。最高額は年額155,700円となっています。

 介護保険制度改正に合わせ、3年ごとに介護保険料も変更されます。

 65歳からの介護保険料がどのように決まるのか、大変わかりにくい仕組みです。


 天引きは便利ですが ─────────────────────────
 
 給与天引き、年金天引きで介護保険料を支払う仕組みは便利ですが、保険料を
支払っているのに、関心が薄れてしまいがちです。

 介護保険料は65歳の数カ月間、納付書により自分で直接市町村に納付すること
になりますが、そのことで、「介護保険料はばかにならない」と介護保険につ
いて考えることになるともいえるのではないでしょうか。
お問合せ
社労士法人アイビーウィル
〒950-0986
新潟県新潟市中央区神道寺南2-7-43
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